ロンドン日記UK Diary 2008

ロンドン日記 2008年 11月27日〜12月1日

マジシャン都々が、イギリスで行われたロン・マックミラン・コンベンションに出演しました。
11月27日〜12月1日のロンドン滞在中のダイアリー。

都々のロンドン日記No.12008年11月27日


日本時間27日、12:00出発しました!
約13時間のフライトです。到着は日本時間の27日15:30です。

今回もフライト中は映画三昧。
『ハンコック』『X_ファイル』『ダークナイト』『落語娘』4本も見てしまいました。


ゆっくり眠ればええんですが、、、、ついつい(笑)

そんなこんなで、あっちゅう間にLondonに到着!


夕方の16:00前やのに、外は真っ暗ですわ。まぁ雨が降ってるせいもあるからやと思いますが。
ロスの青空とはえらい違いです。



違う所と言えば、タクシー??信号機??道路交通標識??etc
車のハンドルは右で斜線も右側!これは日本と同じですな。


さぁさぁ、ロンドン、どんな珍道中になりますやら。

都々のロンドン日記No.22008年11月27日

空港からタクシーで30分くらいかな?
King's Cross って駅の側に、今回の会場&宿泊先のホテルがあります。

チェックインを済ませて荷物を片付けて、ほっと一息。


携帯の電池残量が減ってきてる事に気がついたんで充電しよ〜っと
イギリスのコンセント変換機をセットして充電開始。
???様子がおかしい??ディスプレイが???


変な胸騒ぎがしたんで接続を解除して、日本に連絡。

業務連絡を済ませて電話を切った瞬間、、、、、携帯のディスプレイが、、、
がびぃ〜〜ん!!うんともスンとも動きません、電源が落ちたまま、、、

業務連絡を済ませた後だったからよかったけど、一歩間違えたらえらい事ですよ(爆)


いやいや前途多難なスタートです。ど〜〜なりますやら。

都々のロンドン日記No.32008年11月27日


携帯が使えないって事は、ネットがつながらないって事です。
現代人にとってネットにアクセス出来ないのは結構きついですよ。
おまけに電話帳もスケジュールも分からんのです。
毎回、なんやかんやとアクシデントはありますが今回は過去最悪です。

しかしながら、携帯電話が息絶える直前に日本に連絡する事が出来たんで心強い援軍が到着!

な〜んとイギリス在住のマイミク『グルミットさん』
ネット上の関係なんで、メールのやり取りも一回程度。もちろん顔も知りません。

しかし、言うてみるもんですなぁ、右も左も分からんイギリスで携帯は壊れるわ
英語は通じひんわ、主催者と連絡が取れへんわと、途方に暮れてる都々の協力を
快諾してくれはったんです。ほんまに助かりました。

そんな彼は歴史あるロンドンの The Magic Circle のメンバーで、今回のコンテストにもエントリーしてるマジシャンです。


初対面の瞬間から、な〜んかええ感じです。
『とりあえず、市内観光にでも行きますか?』みたいなノリで(笑)
タワーブリッジやロンドン塔、ロンドンアイ、ビッグベン etc


夕食は、パブで『フィッシュ&チィップス』
エンジンかかってきましたでぇ!!


都々のロンドン日記No.42008年11月28日


さぁさぁ、金曜の朝です!外を見ると、、、、雨。
ってか、ず〜〜っと雨ばっかやん。しかも寒〜〜い!!気温は0℃

朝ごはんはホテル向かいのスタバ(笑)
イギリスの料理って、、、びみぉ〜な感じで、、、
はっきり言うと、、美味しくないんです(爆)


ってなわけで、日本でもおなじみの『スターバックス』が主食になります。


腹ごしらえをして観光にで行こうかなぁなんて思っても、寒くて雨が降ってるんで
テンションも下がり気味。ホテルの部屋でノンビリって、引きこもり生活です。

夕方には Richard Turner 師が45分間のワンマンショー&トークショー 30分
大御所の演技っちゅうのは凄いですな。

親切&丁寧にレクチャーして下さるんですが
『そんなん、教えてもろても出来へんわ!』って正直な感想です。
歴史と奥行きのある演技&技術は、直ぐにまねの出来るもんじゃないっすね。

イギリスの歴史とマジックの歴史を感じさせてもろてます。感謝!!

都々のロンドン日記No.52008年11月29日


さぁ、遂にやってきました、コンテスト当日!
土曜日の朝です。
コンテストの参加者をあらためて見ると、凄いメンバーですな。
今年の夏にルイビルで開催された IBM SAM の上位入賞者や
FISM のメダリストの名前が、、、、


アカンわ!今回も参加しただけで終わりそうな予感。

BUT 遠くイギリスまで来て敵前逃亡なんて出来ません。
飾らず普段の自分がどこまで通用するか、はっちゃけますか!

手順は、、、、ギャグからスタートして、、、真ん中にギャグをはさんで、、、
最後にギャグを入れて、、、?????

って全部ギャグやん!

まぁ〜〜それもありでしょ。都々らしさを出すしかないっしょ。
それでアカンかったら、また再構築したらええねん!

まったなしで始まりましたで!!

都々のロンドン日記No.62008年11月29日

小さな楽屋でコンテスト出場者16名が、それぞれ準備をしています。
鏡にむかって、ぶつぶつ台詞を繰り返したり、仕込みを何度もやり直してたり。
それぞれが決戦に向けてテンションを上げて行きます。

な〜んとなく緊張感が漂います。
んがっ!まったく緊張感のないマジシャンが一人、、、

そう、何を隠そう! って隠してへんっちゅうねん!
想像通り都々です(笑)

リハーサルも、ライティングの調整も音響のセッティングも無いまま
本番が始まりました。

先に演じてるマジシャンの状況を見て判断するわけですな。
照明の具合や客席との距離感 etc

なんとなく理解できたころ『ふろむ じゃぱん!TOTO!!!』のアナウンス!

センターステージへ小走りで登場。
当然、台詞はオール英語ですわ。

オープニングのマジックは、、、、、、


ネクタイ曲げ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

会場の空気を鷲づかみぃ!大爆笑のスタートです。
その後、コイン&カードと無難に進めて、

とりネタはぁ〜〜5枚ウイング!!
日本でも、ほとんど演じる事のない、取って置きの技です。

規定の10分に余裕のフィニッシュ!

割れんばかりの拍手!!

手ごたえ十分、アドレナリン出まくりで終了!
さぁ、結果は、、、

都々のロンドン日記No.72008年11月19日

演技を終えて楽屋で一息。

他のコンテスタントも、続々と引き上げてきます。
安堵の表情で、それぞれが硬い握手を交わします。
ええモンですな。
戦い終わって、ほっと一息。
言葉を交わさなくても、な〜んか一体感がありますな。

全ての出場者が演技を終えて、コンテストは無事終了!

後は審査結果を待つだけとなりました。

都々は結果発表が、最終日の日曜日にあると思い込んでたんで
終わって直ぐに着替えて、ロンドン観光に出かけようとたくらんでたんですわ(笑)

そしたら、その日のうちに、数時間後には結果発表と表彰式があるやないですか。
の〜〜天気にもほどがありますわ。
さすがに今回ばかりは、自分のええ加減さに凹みましたね(爆)

まぁ、色々ありましたが表彰式の会場で、ガラにも無くドキドキしながら発表を待ってました。


1位2位3位は最後に発表しますが、その前に優秀賞の発表があります。
第一声が響き渡ります。

『ふろむ じゃぱん TOTO!!』
耳を疑いましたね。1位とちゃうんかい!って(笑)  嘘です。

嬉しかったです。階段を駆け下りてステージへ!

記念のメダルを頂きました。会場からは暖かい祝福の拍手が、、、

ええもんですな。


都々のロンドン日記No.82008年11月29日

コンテストが終わって、なんとなく肩の荷がおりたって言うか、、
楽になったって言うか、、やっぱり緊張してたんでしょうね。

気分すっきりで、今夜は楽しめそうです!

土曜の夜は『Gala Show 』 出演者が凄いっす!

FIRST HALF

Soma (Hungary)
David Kaplan (USA)
Peter Samelson (USA)
Rafael (Belgium)

SECOND HALF

Rodert & Emiel (The Netherlands)
Rod Laver (UK)
Andrew Goldenhersh (USA)
Rafael (Belgium)

世界のトッププロが勢ぞろいです。
言葉で表現できません!
いつか、コンテストではなく、Galaに出演してみたいですね。



あっ!Gala Show のDVD が来年早々に発売されますんで、都々’s Barで試写会します。

都々のロンドン日記No.92008年11月20日

さぁ、日曜日の朝です。
今日もスタバで朝ごはん!

腹ごしらえの後は、クロースアップショーです。
出演者は

John Lovick (USA)
Peter Samelson (USA)
Denis Behr (Germany)
Andrew Goldenhersh (USA)

なかでも Andrew Goldenhersh 師は、LAのマジックキャッスルで
仲良くさせてもらってる、都々の尊敬するマジシャンの一人です。
今回も色々話してるうちに、次回 LAに行った際には自宅へと誘ってもらったり。
嬉しいですな。

師の演技は凄いですよ。
何が凄いって、まぁ全部凄いんですが、代表作と言えば蝶ですかね。
紙で作った蝶を両手で包み込み、息を吹きかけると、、、、
本物の蝶に姿を変え、飛び立つんです。
本物の蝶ですよ!どこに隠し持っとってん??って感じでしょ。
まぁ世界で名を轟かせるトッププロは、これぐらいせんといかんのでしょうな。

今回、度肝をぬかれたのはDenis Behr
都々、師を初めて拝見したんですが、凄いを通り越して、恐ろしさを感じました(爆)

彼が現象を起こすたびに、会場のあちこちで、どよめきとため息が、、、

ご存知ない方は、必見ですよ。

都々のロンドン日記No.102008年11月20日

世界のトッププロの演技に興奮した後もプログラムは続きます。
夕方にはレクチャーです。簡単に言うと勉強会みたいなもんですな。
しかも、講師は Denis Behr 師

そう、会場を、ため息とどよめきに包み込んだ魔法使い!
最前列で魔法の解説に耳を傾けました。
????????????????
解説を聞いても?????????

もちろん、都々だけやないですよ。
会場の半分以上が???????

参加者から、質問が飛び交います。
丁重に受け答えをされるんですが、
その度に会場からは諦め半分の笑いが起きるんです。

予想をはるかに超える現象を目の当たりにすると、人は笑うんですな。
『そんな事、出来るか!!』の連発です。

都々も質問したかったですね。
『あの〜〜〜失礼ですけどぉ、友達いるんですか?』って(爆)

都々のロンドン日記No.112008年11月20日

いやぁ〜〜! あっちゅう間の4日間でした。

今回も中身の濃い時間を過ごす事が出来ました。
世界のトッププロの演技を生で見て、肌で感じる事が出来ました。
興奮冷めないまま、全てのプログラムが終了しました!!
また、明日から頑張るためのエネルギー充電完了って感じです。

しかし、無事に終了する事が出来たのも、大会期間中
ず〜〜っと都々の面倒を見て下さった、マイミクの『グルミット』さんのお陰です。

ある時は、アメリカ英語とイギリス英語の違いで困ってる都々の通訳として。
またある時は、食事の手配をしてくれる家族の様に。
そして、OFF タイムをエンジョイ出来るよう、
ロンドン観光に連れて行って下さる旅行代理店の様に(笑)

ほんまに至れり尽くせりでした。感謝しまくりです。ありがとうございます!!

知らない土地に出かけると、いつも感じます。
人と人の出会いって不思議やな〜って。
だって、ど〜〜考えても接点のない者が、
ひょんな事でひとつのテーブルを囲んで食事をするんですよ。
神様に感謝です。

いろんな事を思い出しながら、ホテルへ戻ろうとする都々に背後から
『もし良かったら、今夜、僕の家にいらっしゃいませんか?』って??
スーパーマネージャー、グルミットさんがニコニコ笑顔で近づいて来ます。

なんぼ図々しい都々かて、そこまでは甘えるわけにはいきません。
『いや、お気持ちだけで結構です。有難うございます』って言うたら
『家の側に素敵な古城があってetc
嫌じゃなければ遠慮しないで、是非いらして下さい』って。
な〜んか涙が出るくらい嬉しくて、『じゃ、遠慮なくお邪魔します』って。


てなわけで、最終日のホテルはキャンセルして、HOTELグルミットへ GO!!!






都々のロンドン日記No.122008年11月20日

急遽、お邪魔する事になりまして、電車で50分。
到着しましたグルミットさん家。

素敵な御家ですよ〜〜!暖炉があるんですよ〜〜!
お城が見えるんですよ〜〜!
遅い時間にお邪魔してるのに笑顔で迎えてくださる、
これまた素敵な奥様がいらっしゃるんですよ〜〜!

凄っっい羨ましいっす!!

しかも、最高に美味しい手料理まで用意して待ってくれてはるんですよ。
涙、ちょちょぎれますわ。

こんなけしてくれはったら、何をしても恩返しが出来ません。
都々に出来る事って、、、やっぱマジックでしょ!
よ〜〜っし!
甘えてばっかりやったらアカン。
バックを開けて衣装に着替えてプライベートマジックショー!!!

時間を忘れて喜んで頂きました。って都々も、めっちゃ楽しかったです。

都々のロンドン日記No.132008年11月21日

ぐっ〜〜も〜に〜〜ん!!

イギリス最後の朝は、な〜んと快晴です。

連日、雨ばっかだったのに、今朝は雲ひとつない青空が広がってます。
朝の冷たい空気を鼻から吸い込むと、、、、さいこーに気持ちいいっす!

ロンドンに滞在してる間は、毎朝『スタバ』やったのに、今朝は奥様の手料理!
イギリスの代表的な、朝ご飯ってのを作って頂きました。
ワイワイ食べる食事ってのはええモンですな。

朝食の後は、『ウインザー城』まで散歩です。
うらやましい立地ですよね。散歩コース自体が観光名所なんですよ。
住宅街を歩いてると、歴史を感じるっちゅうか、見るもの全てが絵葉書になりそうなんですよ。
首が疲れるくらい、きょろきょろしながら歩きましたね。

気ぃついたら、もうお昼の時間。
お腹、すいたのも忘れるくらい町並みに見とれてました(笑)

少し傾いたレストランで、『あふたぬーんてぃー』&『らんち』
イギリスで外食をして、初めて美味しいって思いましたね。

紅茶がねぇ、なんとも美味いんですよ!
こっちの人が紅茶を飲みながら、何時間も語り合うっちゅうのが理解できましたわ。
のんびり食事って、ほんまにええモンですな。

腹ごしらえの後も、河へ行ったり、お土産を買ったり etc

楽しい時間は、あっちゅう間ですな。

後ろ髪引かれながら空港まで、、、、






追記
今回のロンドン日記は携帯電話の故障で、リアルタイムに書く事が出来ませんでした。

帰国後、思い出しながらになってしまいました。ごめんなさい。
来年も、出来る限り海外へ飛び出して行きたいです。


報告
今回の、 Convention でも Domenico Dante 師(ITALY)から、来年の出場オファーを頂きました。
さぁ!イタリアでもぶちかましますか!

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